児童発達支援とは
児童発達支援は児童福祉法に基づいてサービスが行われる通所支援のひとつです。
日常的に必要な基本動作を習得したり、集団生活への適応訓練などの支援を受けることができます。
- 児童発達支援センター(地域の中核的な療育支援施設としての役割をになっている)
- 児童発達支援事業(身近な地域に数多く設置されていて通所しやすくなっています)
の2機能があります。(このページでは児童発達支援事業について書いています)
児童発達支援の利用対象者は?
未就学(0~6歳)の障害のある子どもが対象です。
※障害者手帳がなくても、療育の観点から支援の必要性が認められれば障害児通所受給者証が発行されサービスを受けることができます。
どんなサービスを提供する?
児童発達支援の役割は以下の3つです。
- 発達支援
- 家族支援
- 地域支援
発達支援
発達支援には本人支援と移行支援があります。
本人支援
・日常生活における基本動作の指導
食事、トイレ、着替え、片付けなど
・運動
道具を使った運動、工作など
・知識技能の付与
時計を読む、絵を描く
・集団生活への適応訓練
ソーシャルスキルトレーニング、遊び
他にも聴覚訓練、音楽療法などを行う事業所もあります。
移行支援
可能な限り地域の保育や教育を受けられるように。
同年代の子どもとの仲間づくりを図る。
家族支援
家族への支援を重視しており、障害があっても子どもの育ちを支えていける気持ちが持てるようサポートします。
また、保護者のレスパイトも重要です。事業者に預けている間にリフレッシュして子育てを心にゆとりを持って行うことができるように支援します。
地域支援
サービスを利用する子どもやその家族が地域で安心して生活ができるよう、地域の様々な機関や専門家と連携し、必要なサポートが受けられるよう支援します。